在宅ワーク歴が1年を超えると、デスク下のケーブルは確実に増えます。モニター、PC本体、スマホ充電、ヘッドセット、外付けHDD、USBハブ……。 この記事は、買う前にやることを先に、そして1,000円以内で始められる道具を、効く順に紹介します。
結論:整理の順番はこの7ステップ
- 全部抜いて写真を撮る(復元用)
- 分ける:常設 / 時々 / 使わない
- 使わないケーブルは箱に移す
- 常設のケーブルの「長さ」を短くする
- 束ねるのは「機能単位」で
- 地面から浮かせる
- 差込口を揃える
「買う」のはステップ 4 以降です。先に減らしてから買った方が、ムダ遣いしません。
ステップ1:全部抜いて写真を撮る
最初にやることは「抜く」です。スマホで 抜く前に1枚写真 を撮ってください。 戻せなくなっても、写真を見れば復元できます。
チェック項目
- PC背面 / 机下 / タップ周りの 3枚を撮った?
- どのケーブルがどの機器用か、1本ずつ把握できる?(分からないものは次のステップで識別)
ステップ2:分ける
次に「使用頻度」で 3つの山 に分けます。
| 山 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 常設 | 毎日使う | モニター、PC電源、キーボード、マウス、ネット回線 |
| 時々 | 週1〜月数回 | 外付けHDD、スマホ充電、プリンタ、予備アダプタ |
| 使わない | 半年以上使ってない | 旧スマホのケーブル、買った当時の延長コード |
時々の山は、机下のボックスに。使わない山は、机から撤去してください。 ここまでは ゼロ円 で、整理の7割が終わります。
ステップ3:使わないケーブルは箱に移す
「いつか使うかも」で残したケーブルは、実際に使う機会がほとんど来ません。 段ボール1箱を決めて、使わないケーブルは机から出してください。
捨てる/外す基準は次の3つです。
- 対応機器が手元にない → 撤去
- 規格が古くて使う機会がない(USB Type-A Mini、FireWire、古い DisplayPort など) → 撤去
- 予備として1本あれば足りる同じケーブル → 1本だけ残して撤去
ステップ4:常設のケーブルの「長さ」を短くする
ここから初めて 買う のが出てきます。最初に買うべきは ベルクロバンド です。
ベルクロバンド(再利用可能な面ファスナー)は、数本入りのセットで数百円から入手できます。 マジックテープ式なので、何度でも巻き直せます。
長いケーブルの処理ルール
- 必要以上に長いケーブルは「余り分」を 8の字折り にして、ベルクロで止める
- 結束バンド(切らないと外れないタイプ)での一発締めは避ける(配線変更時に切る必要が出る)
例:2m の電源ケーブルが 50cm 分しか届かない席にある場合
残り 1.5m を8の字に折りたたみ、ベルクロで2箇所止める。これだけで机下の見え方が大きく変わります。
ステップ5:束ねるのは「機能単位」で
ケーブルをまとめるとき、**ジャンル別ではなく「機能別(系統別)」**でまとめてください。
- 「黒いケーブル全部まとめる」→ モニターと充電器が同じ束に
- 「細いケーブル全部まとめる」→ USB-C と LAN が混ざる
- 「見えないところに全部押し込む」→ 入れ替え時に地獄
- メインPC系統:電源 + モニター信号 + LAN
- USB周辺機器系統:キーボード + マウス + ヘッドセット(ハブ経由ならハブに集約)
- 充電ステーション系統:スマホ + タブレット + ワイヤレスイヤホン
理由:機器を入れ替えるとき、束ごと動かせば済むからです。 黒色/細さで揃えてしまうと、1本入れ替えるだけでも全部ほどく羽目になります。
ステップ6:地面から浮かせる
床に落ちたケーブルは、ホコリと抜き差しのダメージを集めます。 机の裏に貼り付けるケーブルトレー か、両面テープ式のケーブルクリップ を使って、地面から浮かせてください。
道具の選択肢(低価格順)
| 道具 | 目安価格 | 向き |
|---|---|---|
| 結束バンド + 両面テープ | 数百円 | 最小構成、見た目は最低限 |
| ケーブルクリップ(粘着式) | 500〜1,000円 | 目立たず、数本ずつ固定 |
| ケーブルトレー(クランプ/ネジ) | 1,500〜3,000円 | 机裏に固定、大量のケーブルを一括で |
1,000円以内の予算なら、ベルクロバンド + 粘着式クリップの組み合わせが最も費用対効果が高い組み合わせです。
ステップ7:差込口を揃える
電源タップを机の上か机裏に 1箇所に固定 します。差込口の向きを揃えると、 何度も配線変更しても迷いません。
向きの基準
- 抜き差しが多い機器用のタップ は、手前に向ける(スマホ充電、ヘッドセットなど)
- 普段見えない・変更しない機器用のタップ は、奥に向ける(PC本体、モニター)
雷対応/節電スイッチ付きのタップは便利です。ただし、**常時給電したい機器(ルーター/NASなど)**は、スイッチを切ると通信や録画が止まることがあるため、別の常時給電タップに分けた方が無難です。
FAQ
Q1. 全部ワイヤレス化すれば整理不要では?
A. 完全ワイヤレスでも電源問題が残ります。モニター電源、PC電源、ルーター、充電器は結局残るので、 「信号線は減らせるが、電源線は減らない」と理解しておくと、必要な道具が見えやすくなります。
Q2. ケーブルを束ねすぎると熱で壊れない?
A. AC電源ケーブルを強く束ねるのは避けてください。 一般的な USB / 信号ケーブルは通常利用で過度な発熱は起きにくいですが、 高出力USB-C 充電ケーブルや電源コードは、束ねると熱がこもりやすくなります。ゆとりを持って巻いてください。 メーカーの取扱説明書に記載がある場合は、そちらの指示を優先してください。
Q3. どの道具から買うべき?
A. この順で十分です。
- ベルクロバンド(必須・最初に買う)
- 粘着式ケーブルクリップ(お好みで)
- ケーブルトレー(机裏)
- 配線カバー(床を走るケーブル用)
Q4. ノートPC+外部モニターの場合、配線はどう扱う?
A. モニター側の電源と信号線(HDMI/DisplayPort/USB-C)は「常設の山」に入ります。 ノートPCを毎日持ち運ぶなら、USB-C 1本で電源・映像・USBハブを兼ねる ドッキングステーション を挟むと、 抜き差し1本で済むように整理できます。
この記事の結論
次のステップ
ケーブル整理で机下がすっきりしたら、次は 画面の高さ調整 です。 姿勢と目線の位置が整うと、肩こりの原因がぐっと減ります。